粘りにねばった開発ストーリー
たった50gという軽さと使いやすさを実現するために、約1年がかりで開発した長財布。きっかけは老舗オンラインショップ「style store」のバイヤーさんからのご依頼でした。「style store」はKAKURAの代表選手、紐巻きA5システム手帳を生み出すきっかけも作ってくれた、約20年のお付き合いのお店です。
今回の長財布について、“電子決済が進むにつれ、現金での支払いが減ってきたとはいえ、やっぱり小銭も少しは必要。保険証やマイナンバーカードなど必要なカード類と、よく使うクレジットカードなど、分かりやすく収納でき、かつ使いやすさも求められる。二つ折りのニーズはもちろんあるものの、お札を折るのに抵抗がある”などなど、使い手の声を形にしてほしいというものでした。
それまでKAKURAではまったく考えていなかった長財布。極力金具を使わないという方針をどう守れるかも大きな課題でした。
そしてKAKURAなら、という基本方針をまず設定。
1)どこよりも軽く
2)見るからに「マチ」というものを設けない
3)KAKURAの他の製品とのデザインの親和性
4)シンプルな構造で手縫いでの製造に適していること
5)ひとつ3役をちゃんとこなせること(カード・お札・コインの収納)
9回もの試作・検討を行い、ようやくこれなら!という形に行きついたのです。
デザイナー石原、style storeのベテランバイヤーさんお二人と、実際に試作品を日常で使ってみて意見交換を何度も交わした、すでに思い出深い開発です(笑)
スタートは3色で、ご要望があればレッドや2色のコンビネーションでもお作り可能。sukimaくん、これからどうぞよろしくお願いします!!