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日々 BLOG

2017.6.22

サントリー美術館の和綴じノート。


2015年から、サントリー美術館のオリジナル和綴じノートを製作させていただいています。

サントリー美術館蔵の国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱(ふせんりょうらでんまきえてばこ)》の文様を、“合羽刷り”技法で和紙に刷り、手製本します。KAKURAの手仕事ブレーンである、中村博昭氏の緻密な作業。細かな柄を型紙に彫り、抜けてしまう部分があるため、二版に分けて手刷りします。

しおり紐の先に付けた陶パーツのおもりは、タタラ技法で製作しています。
どちらもとても細かく根気のいる作業。
一冊一冊手刷り、手綴じの和綴じノートを、ぜひ六本木ミッドタウン内のサントリー美術館でご覧ください。

5月1日〜7月17日
六本木開館10周年記念展国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》修理後初公開神の宝の玉手箱 展